コエンザイムQ10に副作用はある?

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コエンザイムQ10と副作用

普段サプリメントを服用する習慣のない方や、初めてコエンザイムQ10を服用される方は副作用を心配される方も少なくないでしょう。サプリメントとして販売されているコエンザイムQ10は、副作用の報告の少ない健康食品です。重篤な副作用の報告はありませんが、安心して服用していくために原材料を知っておきましょう。元々、コエンザイムQ10は医薬品として使用されてきました。原材料はサトウキビやてん菜です。

医薬品の場合、治療が目的で使用されるので即効性が求められます。そのため、GMP基準(薬事法に基づく品質管理基準)をクリアした、添加物を一切含まず純度の高いコエンザイムQ10が使用されているのです。厚生労働省により、1日の上限量も30㎎までと厳密に定められています。

コエンザイムQ10は製造方法によって、化学合成されたもの、天然成分からの抽出物を原材料にしたものの2種類に分けられます。天然成分を原材料にしたほうが純度が高く、もちろん安全性も高まります。そのため世界中で販売されているコエンザイムQ10サプリメントのほとんどは、この天然成分を原材料に使用しています。そもそもの原料が食品ですのでサプリメントとして加工しても、通常の食事と同じように推奨量の範囲内であれば副作用が出ることはありません。ただ、医薬品と大きく違う点として「添加物の有無」「純度」「上限量」の3点が挙げられます。

健康食品であるサプリメントもGMP基準の適用はありますが、医薬品のように義務化はされていません。また品質を確保する規格も定められていないことが多く、各メーカーの基準でコエンザイムQ10は製造されています。そのため医薬品に比べて純度は低くなりますが、これはサプリメントとして販売するためにコストを抑えているためです。サプリメントは治療ではなくあくまで健康補助が目的ですので、医薬品ほどの高純度な精製は求められていないのです。

また、上限量もコエンザイムQ10サプリメントを販売するメーカーによって違いがあります。これも純度によって含有量に差が出るので、サプリメントごとに1日の推奨量が定められています。

コエンザイムQ10は継続的に摂取していく必要があるので、安全面、価格面でも安心して服用できる商品作りを各メーカーが行っています。厚生労働省からも、コエンザイムQ10を摂取して副作用が出たという発表はされていません。どうしても純度や上限量が気になるという方は、少々高額になってしまいますがGMP基準のコエンザイムQ10を選ぶと良いでしょう。

アレルギーのある方は注意

添加物によるアレルギーには注意が必要です。もともと、コエンザイムQ10は私たちの体内で生成されている補酵素です。心臓や肝臓などに多く含まれますが、全ての細胞内に存在しています。そのため本来は拒絶反応などアレルギー症状を引き起こさず、副作用のない安全な物質です。
ところが、体外からサプリメントとして長期間摂取する場合は、添加物などに反応してアレルギーが発症することも考えられます。

厚生労働省からは、コエンザイムQ10を摂取してアレルギーを発症したという報告がありません。ただ、サプリメントとして販売されているコエンザイム10には、吸収率を高めるために添加物が含まれている場合があります。それらが体質と合わない場合、アレルギーの原因となることも考えられます。

コエンザイムQ10サプリメントには原材料が表示されています。使用されている添加物も各商品ごとに違いがあります。商品の安全性を知るためにも、服用前に必ず確認することが重要です。原材料の中にアレルギー成分がある場合、または以前アレルギーを起こした成分があれば服用は控えましょう。もし万が一誤って服用してしまったら自己判断はせず、すぐに医師に相談することをお勧めします。

コエンザイムQ10の過剰摂取による副作用に注意

コエンザイムQ10は天然成分を原材料にしています。安全な成分だからといって、美容や健康効果を早めようと1度に大量に摂取すると、思わぬ副作用を引き起こすことも考えられます。それは過剰症です。

コエンザイムQ10は脂溶性物質ですので、水に溶けにくい性質があります。そのため大量に摂取すると排出されるまで時間がかかり、体内に蓄積されていってしまいます。すると過剰症を起こし、体調を悪化させてしまう可能性があるのです。
さらにはサプリメントに含有されている添加物も同時に大量摂取することになってしまいます。美容や健康のために摂取したはずが副作用で体調を崩していたとなっては、時間もお金も無駄にすることになります。

コエンザイムQ10を過剰摂取した場合でも、被害の報告はほとんどありません。めまいや動悸など軽度な症状の報告はありますが、コエンザイムQ10と症状との因果関係ははっきりしていないのです。

厚生労働省はコエンザイムQ10の摂取量に関しても定めています。サプリメントの場合は、1日300㎎までは安全に摂取できるというデータがあります。また、各メーカー・各商品ごとに1日の推奨摂取量が定められていますので、厚生労働省の数値は参考程度としてとどめ、各商品の推奨量を守りましょう。

コエンザイムQ10は適切な用法を守っていれば安全なサプリメントです。美容面はもちろん疲労回復効果もある成分ですので、推奨量を守り、継続的な服用で効果を実感しましょう。

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