生活習慣病予防とコエンザイムQ10

前へ
次へ

生活習慣病とコエンザイムQ10の関係

健康でいきいきとした生活を送るには健康寿命を延ばすことが重要になってきます。病気をせず介護も必要としない生活をいつまでも送りたいものですが、私たちは日常の中で健康寿命を縮めている可能性があるのです。原因の一つに挙げられるのが生活習慣病で、現代では国民病といわれています。それだけに誰もが生活習慣病を招く可能性があるのですが、コエンザイムQ10が生活習慣病の予防に大きな効果を発揮します。

生活習慣病と一口にいっても、その症状は多岐に渡ります。高血圧・糖尿病・脂質異常症などは、発症すると長期の治療を必要とします。さらに悪化させてしまうとガン・心臓病・脳卒中など三大生活習慣病といわれる重篤な病を進行させてしまう場合もあるのです。

生活習慣病のそもそもの要因となるのは普段の食事や運動不足、喫煙やストレスなど、まさに私たちの習慣的な行動によるものです。これらの習慣がなぜ重大な病を発症させてしまうのかというと、生活習慣病の別名にあります。それは「活性酸素病」です。生活習慣病は、この活性酸素の増加とコエンザイムQ10の減少が大きく関わっています。

活性酸素とは

活性酸素は体内に侵入した細菌やウイルスを攻撃して、私たちの身体を守ってくれています。本来は免疫力を高めるためにも必要で、健康維持には欠かせない存在です。強い殺菌力で細菌やウイルスを撃退してくれるのですが、増え過ぎてしまうと正常な細胞まで攻撃してしまい、身体に悪影響を与える存在になってしまいます。

私たちが呼吸をして取り入れた酸素は、食べ物を燃焼させてエネルギーを作り出します。そして細胞の新陳代謝に利用されるなどの働きを終えると、対外へ排出されます。ここまでの過程で、吸い込んだ酸素の約2%は酸化され、活性酸素に変化するのです。

活性酸素を発生させる原因は呼吸だけではなく、日々の生活習慣とも大きく関わっています。健康的な生活を心掛けていても、食べ過ぎてしまったり睡眠時間が減ってしまったりと、生活習慣が乱れてしまうことがあります。すると体内でバランスを保っていた活性酸素の量が増え、コエンザイムQ10の量が減ってしまうのです。その状態が長く続いた結果、生活習慣病が発症します。

生活習慣病を予防するためには

生活習慣病の予防には、活性酸素を増やさないことが最大の対策法です。予防のためには原因を知り、普段の生活習慣を見直していきましょう。

適度な運動、たとえば軽く息があがる程度や隣の人と会話ができる程度の運動であれば、活性酸素を除去する酵素が働きます。ですが呼吸が激しくなるような激しい運動は、運動中・運動直後も活性酸素を発生させてしまいます。また、運動不足も活性酸素を増やす要因です。

タバコにはタールなどの有害物質が含まれていて肺ガン・咽頭ガンなど重大な病気を引き起こすとして知られていますが、タバコが発生させる活性酸素も病気の原因の一つです。煙を吸うと白血球が有害物質を取り除いてくれるのですが、そのとき活性酸素も同時に発生させてしまいます。吐き出した煙にも活性酸素が含まれているので、周囲へ与える影響にも注意が必要です。さらにタバコは活性酸素を除去する働きがあるビタミンCを破壊することも知られています。

他にも睡眠不足やストレスを溜め込んでしまうことでも活性酸素を増やしてしまいます。その結果としてコエンザイムQ10の量は減っていきます。これらの生活習慣を改善していくことが重要なのですが、慣れてしまった生活習慣を一度に全て変えるのは簡単ではありません。食べ物から得られる栄養素などで活性酸素の除去に直接関わってきますので、まずは食事の見直しから始めてみましょう。

食生活を改善して生活習慣病予防

毎日の食事も活性酸素を発生させる原因になります。特に食べ過ぎ・お酒の飲み過ぎは生活習慣病を招く大きな要因になるので、摂取量を抑えることでも生活習慣病予防に繋がります。

食事をすると体内でエネルギーが作られます。このとき同時に活性酸素も発生していますが、抗酸化物質によって活性酸素は除去されています。一般的な範囲内の食事量であれば抗酸化物質が活性酸素を効果的に除去してくれますが、食べ過ぎてしまうと発生した活性酸素の量に対抗できなくなってしまうのです。すると結果的に体内に活性酸素を増やしてしまうことになります。

またアルコールを摂取すると肝臓で分解され、有害物質であるアセトアルデヒドが作られます。アセトアルデヒドは肝臓が持つ酵素によって分解されますが、そのとき活性酸素も発生させてしまうのです。ちなみに、アセトアルデヒド自体も発がん性があり、肝臓がんの原因になります。

生活習慣病の予防には、食生活を見直して酸化を防ぐ食品を意識的に摂取していくことも重要です。ビタミンや亜鉛、ミネラルなどにも活性酸素を除去する働きがあります。酸化を防ぐにはこれらの栄養素を食事に取り入れ、毎日摂取していくのが効果的です。

レトルト食品やインスタント食品、ファストフードなどの一般的な加工食品は活性酸素を発生させる化学調味料や添加物を使用しています。酸化を防ぐには加工食品をできるだけ控え、自分で料理を作ることが大切です。活性酸素を除去する食品を選ぶ習慣を身につけ、効率良く生活習慣病を予防していきましょう。

コエンザイムQ10で生活習慣病を予防

生活習慣の乱れで増えてしまった活性酸素の除去には、コエンザイムQ10が大きな効果を発揮してくれます。活性酸素を除去するには酸化を抑える働き「抗酸化作用」が必要です。ビタミンCは高い抗酸化能力を持っていることで有名ですが、コエンザイムQ10はビタミンCの30倍の抗酸化能力があるといわれています。

肉・魚・野菜と多くの食品にコエンザイムQ10は含まれていますが、食品から摂取できる量はわずか10%程ほどです。また、元々体内で作られている成分なので必須栄養素として扱われていません。ですが、その高い抗酸化能力と安全性が厚生労働省に認められ、医薬品やサプリメントとして多く使用されています。コエンザイムQ10は心臓病の治療薬として用いられていたため、生活習慣病が招く心臓への影響も、その予防に大いに期待できます。

活性酸素は毎日の生活の中で作られていますが、生活習慣の乱れによってどんどん増えてしまいます。反対に、コエンザイムQ10は20代をピークに減りはじめ、大幅な減少傾向がみられるのは40代です。
厚生労働省の発表では、生活習慣病は40代以降で増加して、60代男性の5人に1人は糖尿病だとされています。
生活習慣病の予防は原因を知り、対策していくことが重要です。サプリメントでコエンザイムQ10を補い、健康な身体を維持していきましょう。

ページのトップへ戻る